忘年会7

今日はクリスマスイブ。まあ、関係ない。
今日は毎年突然京都に行ったり、登山に出かけたりする友達と神田で飲んだ。

彼はサラリーマンで疲れている様子。前から行きたかったという焼き肉屋に行く。ハラミや牛タン塩焼き、合鴨、砂肝、ビビンパ、ユッケなどを食べる。ビールもどんどん進む。ほぼ無言のまま食べ飲み続ける。

途中僕に前の彼女から電話がかかってくる。いきなり会いたいという。電源を切る。これだから携帯は便利だけど嫌だ。気軽に電話したりメールしたり、薄っぺらい感情が世の中に溢れている。それが世の中の常識になりつつある。最近は写メールなんかで平気でココロが動く、とかなんとか言っている。どうも受け入れがたい。

店を出て携帯の電源を入れなおすと、すぐにかかってきた。前の彼女は本気のようだ。友達と神田で一緒に飲むことになる。腹はいっぱいだけど飲み続ける。

気がつくと前の彼女と家にいる。最低だね。やることやっちゃってね。もうほんと自分が嫌だ。でも少し楽しかったし、気が楽になった。そんなもんだろう。

夜は一緒に寝た。酔っていたのですぐに寝た。二人で寝るのは久しぶりで、けっこう気持ちよかった。

朝起きて、しばらく考えようとした。でも何も考えられなかった。こうやって人はダメになって救われていくのだろうか。
弱い。人は弱い。俺は弱い。そんな自分は嫌いじゃないかも、と思う自分は本当に嫌だ。ほんと最低だ。